【正課/実習】MC野外教育実習(キャンプ) |
9月3日(火)から9月7日(土)まで、「マスターキャンプ」に参加者22名(大学院生)、指導者6名の合計28名が集まり、自然の中で過ごす貴重な体験を通じて、さまざまな学びを得る機会となりました!
(1日目)
南会津に到着すると、まずテントの設営です。今回も参加者全員がそれぞれ自分たちで寝床となるテントを立てるところからスタートしました。テント設営は慣れているメンバーもいれば、初めての人もいましたが、互いに助け合いながら作業を進めるうちに、次第にチームワークが強まっていくのが感じられました。この初めの共同作業が、私たちのグループの絆を深めてくれました。
テントが完成し、荷物を片付けて一息ついた後は、午後のメインアクティビティである川下りに向かいました。川下りは初めてというメンバーも多く、期待と不安が入り混じる中での実施でした。幸い、秋が近づきアブの姿もほとんど見られず、快適なコンディションの中での川下りとなりました!冷たい川の水はとても気持ちが良かったです!
川下りでは、全員が班ごとに隊列を組み、流れに身を任せながらもチームで声を掛け合い、途中で洞窟探検もしました。洞窟の中で、泥だらけになりながら自然を感じました。
夜には、キャンプ場に戻り、みんなで夕食を作りました。夕食後は、今日一日の出来事を振り返りながら、各班でそれぞれの感想を共有し、キャンプファイヤーはなかったものの、みんなで話す時間は、仲間との絆を深め、次の日への期待を膨らませるひとときとなりました。
(2日目)
翌朝は、マウンテンバイク(MTB)を使った実習が待っていました。朝食を作りながら、同時に昼食のサンドウィッチも用意し、エネルギーを十分に蓄えた状態で出発。だいくらスキー場からスタートし、長い上り坂をひたすら進んでいきました。皆、口々に「きつい!」と言いながらも、一歩一歩ペダルを踏みしめ、汗をかきながら頂上を目指しました。
ゴールに到着した時の達成感は格別で、それぞれが限界を超えて頑張ってました。
登り坂の苦労が報われ、ご褒美としての長い下り坂が続き、風を感じながらスピードに乗って降りていく感覚は、まるで自由そのものでした。最終的には温泉に到着し、冷えた体を温泉で癒すことができました。
夜ご飯はまたみんなで協力して準備。火付けもスムーズで、料理も手際よく進め、美味しいご飯を食べることができました。
(3日目)
早朝、尾瀬での登山に向けて準備を整え、緑の広場から出発しました。
この日はキャンプ全体の流れが変わり、各班ごとの活動がメインになります。
今回のキャンプでは、熊の出没の影響で予定していた山の鼻キャンプ場が使用できず、急遽ルート変更がありました。しかし、燧ヶ岳麓の見晴キャンプ場での宿泊が決まり、それぞれの班で異なるルートを選びながら進むこととなりました。
登山を開始して、お互いのことを話しながらなんとか見晴峠まで到着し、テントを建てました。
夜は、キャンプ場の静かな雰囲気の中で、他のキャンパーに迷惑をかけないよう心がけつつ、みんなで夕食を取りました。
今日一日の出来事を語り合い、明日の計画を話し合う時間は、まさに自然と共に過ごすキャンプならではのひととき。
(4日目)
早朝といっても、12時に見晴峠を出発し、尾瀬の木道をヘッドランプひとつで荷物を持ち進んで行きました。夜道の怖さを感じつつも、満点の星空に何度か立ち止まり、全員で空を見上げていました。
至仏山のふもとで水を汲んでから、いざ登山に挑戦!
暗い山道を3時間かけて、お互い助け合いながら登りました。
残念ながら、山頂がガスっており、朝日は見れなかったものの、みんなの眩しい笑顔を見ることができました!
下山時は気をつけながら、歩きました。途中に至仏山の雲が晴れて、自分たちがどれだけ高い山に登ったのかを実感しながら下山しました。
各班ごとの行動のため、今回のキャンプでは、見晴峠から燧ヶ岳に登った班もありました。
「16時までに帰ってこないといけない」という制限がある中、全部の班が全力を尽くし、時間内に無事ゴールしました。
その後、御池から車で温泉へ向かい、登山の疲れをとりなりながら、お互いの班の経験について話し合いました。
夜は、民宿「福島屋」にて大盛りのご飯とおかずを頬張り、元気を取り戻しまし!
(5日目)
最終日は個人別の自由活動の日でした。
朝はまず、自分たちがベースとして使っていたキャンプ場の掃除から始まりました。
4日間お世話になった場所に感謝の気持ちを込めて、みんなで隅々まできれいにし、テントを畳みました。テントをたたむのも手際よく進み、荷物を整理してキャンプを締めくくる準備が整いました。
その後は、各自が設定したテーマに基づいて自由に行動する時間が設けられました。
福島県の南会津地方の魅力を存分に感じられるように、それぞれが興味のある「食」「文化」「人」などをテーマにして探索を行いました。地元の食材を使った料理を味わう人もいれば、伝統工芸を学びにいく人、地元の人々との交流を楽しむ人もいました。自由に行動できるため、自然体験だけでなく、地域の文化や人々とのふれあいを深める貴重な機会となりました。
午後には、全員が再び集合し、最後の振り返りを行いました。各自が体験したことや感じたことをシェアし、今回のキャンプの総まとめをしました。自然とふれあうことで得られた多くの学びや発見、そして仲間との絆を感じられる充実した時間でした。
キャンプを通して学んだことや感じたことは、これからの生活や活動に生かしていけると強く感じました。このキャンプは、ただの実習ではなく、人生の中で忘れられない大切な体験となりました!
〇日時:2024年9月3日(火)〜9月7日(土)
〇場所:福島県 南会津 針生地区 緑の広場周辺
〇参加者:まじん(渡邉)、ニコ(髙橋)、もっち(藤川)、リッキー(永山)、コチ(小泉)、サク(永田)
大学院生(22人)
投稿:大学最後のキャンパー体験を終えた木之下(MC1)