【正課/研究】日本野外教育学会第26回大会

2023年7月1日(土)〜2日(日)に北海道教育大学岩見沢校にて開催されました、日本野外教育学会第26回大会に参加してきました。

本研究室からは学群生を除く全員が参加しました。
また、高橋さん、折居、永山、藤川の4名は口頭発表にて自身の研究を多くの方に報告し、大変貴重な助言をいただくことができました。(昨年度修了の川島さんも発表しました)

質疑に的確に答える永山

堂々と発表する折居

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基調講演では中村誠宏先生より、私たちのメインフィールドである「森林」における実験についてのお話を聞きました。北海道ならではの実験の規模の大きさに驚きました。また、昔は北海道に存在しなかった種が近年の気候変動により、存在してしまうようになっていることを聞き、地域における種の固有性を守るためにも、環境問題には目を逸らしてはならないと感じました。

企画委員会シンポジウムでは、地元小学校の校長先生が語られた現場のリアルな状況がとても印象に残っています。現場の大変さ・むずかしさを理解しつつも、野外教育を教育の「基盤」として、なんとか学校教育と融和できないかと考えさせられました。

 

院生は5名全員が参加し、ホテルは予約せず、テントを持参し、北海道教育大学岩見沢校構内にあるキャンプ場で宿泊しました。他の学生もいるのかと思いきや、私たち5名のみ。規格外超巨大なナメクジが張り付くテントで、かなり強い雨が降る中2泊しました。

さらに、院生の5人は学会参加の3日前から北海道入りし、大雪山系旭岳(2,291m)に登ってきました。360°真っ白な絶景を堪能することができました!いつかまたリベンジします。

他にも、富良野のラベンダー畑や留萌の海鮮丼などしっかりちゃっかり北海道を満喫してきました。

 

最後に、学会初日に論文賞(奨励賞)の表彰が行われ、本研究室修了生の佐藤冬果さん、小宮山咲希さんが受賞されました。おめでとうございます!偉大な先輩方に続けるよう、研究室員一同がんばります!

 

大変充実した約1週間を過ごすことができました。実行委員会のみなさんありがとうございました。


1.期日 2023年7月1日(土)〜2日(日)

2.会場 北海道教育大学岩見沢校

3.大会日程

【第1日目:7月1日(土)】
・自主企画シンポジウム
・開会式
・基調講演
『気候変動や生物多様性の視点から、北海道の森林の「いま」と「これから」を知る』
・実行委員会シンポジウム
『野外教育のポテンシャルと可能性~実践での取り組みから~』
・ポスター発表・実践報告

【第2日目:7月2日(日)】
・口頭発表
・企画委員会シンポジウム
『体験からの学びを広げるために〜北海道の取り組みから学ぶ〜』
閉会式

投稿:「北海道みたいな広い器を持ちたい」金谷