【課外/講習会】JOCナショナルコーチアカデミー「野外研修」 |
今年度も、JOC(日本オリンピック委員会)ナショナルコーチアカデミーの一環である「野外研修」が行われました。
JOCの皆さんが野性の森でASEをするのは、今年で12年目!
今年も、各競技のトップレベルで活躍する方々が揃った時のパワーの大きさを、今年も見せて頂きました。
全体でのアイスブレイキングの後は、班毎の活動。
ASE中の写真が無いのが本当に惜しいところですが、どの班も様々なエレメントを乗り越えながら多くのコミュニケーションを取っていました。
ふゆりんが担当したCグループでは、初盤の活動「ラインナップ」で仲間割れ事件(!?)もありましたが、
その後の活動では、
仲間のピンチには自然と(おそらく皆さん無意識に)助けの手が差し出されたり、
途切れることなくトライ&エラーを繰り返していたり、
「これはどうも無理だ」となりかけてからの驚異的な気持ちの切り替え&集中力を発揮したり
・・・と、本領を発揮し、次々と課題をクリアされていました。
「やっぱりオリンピアン凄いわ…」と、(ご自身もオリンピアンなのに)ボソッと言っている方が居たのが印象的でした。
Cグループで最も印象に残ったのは、4mのハイウォールを達成した場面でしょうか。
最後の一人が下からジャンプし、上から差し伸べられた手にギリギリ左手が届いた瞬間や、
その手を頼りに伸ばした右手が上の人と繋がった瞬間は、なんだか一緒になって感動してしまいました。
また、近くで振り返りをしていたBグループの皆さんも、
その時には「いけ!!」と声をかけて下さり、達成時には一緒に喜んで下さりました。
ある方が最後の振り返りのときに「チームジャパンとしての一体感」という言葉を口にしていましたが、
難しい課題に向き合い続け、遂に達成するという瞬間、
当事者だけでなく、それを見守っていた方々を含めてその場に漂う拍手と一体感は、
それぞれの心の深い部分に残って、あたたかな繋がりになっていくような気がしました。
全ての活動を終え、最後の振り返りのときには、
個人競技を極めてきた方の「チーム」というものへの言葉や、
戦術という100%の正解がないものと向き合う方の言葉…
私も覚えておきたい、たくさんの感想を聞かせていただきました。
このASEが、参加された皆さん、そしてその先にあるチームジャパンの今後のお役に立てていたら幸せなことだなと思います。
オリンピックの時には、選手の方々だけでなく、スタッフの皆さんにも注目して応援していきたいと思います!
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日時:2019年6月12日(水)
場所:筑波大学野外運動実習場 野性の森
参加者:JOCナショナルコーチアカデミー受講者 22名
オリンピック委員会およびJOCナショナルコーチアカデミー事業スタッフ 5名
目的:
野外でのグループ体験を活用したメンタルトレーニングの方法について実際体験を通して研修する。
特に、グループ体験から、
1)対人相互理解(自己理解、他者理解)を深め、
2)コミュニケーション力を高め、
3)チームビルディングを図りながら、コーチとしての資質を高める。
指導者:
統括・グループA 坂本 昭裕(筑波大学体育系 教授)
グループB 大友あかね(筑波大学体育系 特任助教)
グループC 佐藤 冬果(筑波大学大学院 博士課程2年)
食料スタッフ 高橋 達己(筑波大学大学院 修士課程1年)
小宮山咲希(筑波大学大学院 修士課程1年)
薛 玄太郎(筑波大学 体育専門学群4年)
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投稿:Cグループの皆さんに支えられ、久しぶりにバックフライングを飛んだ 佐藤冬果(ふゆりん)