【正課/研究】第20回キャンプミーティング |
6月4日(土)に、国立オリンピック記念青少年総合センターにて行われた、
公益社団法人日本キャンプ協会主催の第20回キャンプ会議に、野外運動研究室から、渡邉先生、佐藤(M2)、新井(M2)、吉沢(M1)、飯野(M1)、大関(OB1)が参加しました。
今年から発表形式が変わり、ポスター発表のみとなり、コミュニケーションが重視された会議となりました。
多くの方との意見交換が行われ、充実した会議となりました。
また、講演会はインプロ(即興演劇)を専門領域とする東京学芸大学の高尾隆先生でした。
即興演劇のワークショップで行われるインプロゲームを参加者も一緒になって実演することが中心の内容で、キャンプ関係者にとっては、アイスブレイクやキャンプファイヤーの時のゲームで使えるなと言った目線で捉えている方がほとんどだったように感じます。
ただ、高尾先生が「大人になると社会性と引き換えに、もともともっていた創造性を検閲によって押さえ込んでしまう」という話をしていましたが、高尾先生がインプロで大事にしていることはそこにあります。「日常の社会の中で、評価を気にし、失敗を恐れるあまりに、管理されてしまったからだ」を解放し、再び他者や環境に開き、新しいパフォーマンスが生まれ、自分が作り替えられていくパフォーマティブな循環を再び取り戻す。
このインプロの位置付けは、根本的な部分で自然体験活動と通じていると私は思っています。
今回の講演は時間も短く、ほんのインプロの触りだけだったのがもったいなかったなと思っているので、補足を少ししてみました。興味がわいた方は、高尾先生の著書を読んでみることをおすすめします。
投稿:新井洸真