【課外/オプション】シカ狩猟見学ツアー

2013年11月16日(土)~17日(日)、静岡県井川の猟師の皆さんにご協力いただき、シカ狩猟の見学を行ってきました!

参加者は渡邉先生、向後先生、M2清水、M2佐藤、M1山川、UG4藤田の6人。

猟師の皆さんと懇親会をしたり、

なかなか見る事の出来ない狩猟の現場を見学したり、

なかなか経験できないシカの解体作業の体験をしたりと、学びの多い2日間でした。

 

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1日目 シカ解体体験&懇親会

 

その日の猟で猟師さんが仕留めてきたシカの解体を行いました。

一つ一つの作業を細かくレクチャーして頂きながら、部位ごとの「鹿肉」にしていく作業。

キレイに分けていくのはなかなか難しく、猟師の方々の匠の技を感じました。

 

その後は解体した肉を使って猟師の皆さんと懇親会!

 

 

 

 

 

 

 

 

猟師の皆さんのお話を聞きながら、山の恵みに舌鼓を打ちました。

 

2日目 狩猟見学

 

 

降水確率50%の天気予報を覆し、秋晴れの中、狩猟スタートです。

 

 

 

 

 

 

 

井川の狩猟は、犬を使って行います。

山に入った犬と勢子さん(犬と山に入ってシカの追い出しをする役目の猟師さん)が、谷底のダムまで、シカを追い出し、

ダムに降りてきたシカを、それぞれの配置で待機する猟師さんが撃ちます。

シカはダムに飛び込むこともあるので、船も待機。

 

 

 

我々は、猟の現場となるダムの対岸で、

指示役(シカや犬の動きを皆に伝える)の猟師さんと待機しました。

 

シカは音や動くものに敏感に反応してしまうので、

シカに気づかれないよう、身をひそめます。

 

 

 

時おり、犬たちの声(シカを追っている合図)が聞こえて緊張感が走りましたが、

この日は残念ながら、収獲はありませんでした。

 

犬同士のチームワーク、

犬と「勢子」さんのチームワーク、

そして、それぞれの配置で待機する猟師さんたちのチームワークの重要性を感じました。

そして、「一犬、二足、三鉄砲」(猟に大切なのはまず犬で、次に犬と歩く猟師の足、次に鉄砲である)

というように、猟犬たちの頑張りと賢さに感動。

 

野外運動研究室は体育分野に所属していますが、

野性動物のことや野性動物保護管理のことなどの生態学的な視点、

そして狩猟文化といった文化人類学的な視点など、

我々の分野とかかわりの深い分野に触れることが出来たことは、非常に大きな経験になりました。

この経験を活かして、ステキな指導者になっていきたいですね!

 

井川の皆さん、本当にありがとうございました!

 

投稿:M2 佐藤冬果

 

 

オマケ

 

 

 井川ダムにて渡邉ゼミのふたり。