【課外/オプション】 燧ケ岳バックカントリー


 

4/22(土) 福島県南会津郡檜枝岐村の燧ケ岳でオプションツアーのバックカントリースキーが行われました。

 

ルートは、キリンテ橋、御池、水沢田代、熊沢田代、標高2150(ガスにより登行断念、スキー滑降開始)、御池、(車道組と滑走組に分かれる)、キリンテ橋

メンバーは、吉沢直(MC2)、須々木俊介(MC2)、前川真生子(MC1)、竹内彗(UG3)でした。

前日に大学を出発し、夕飯を済ませながら燧ケ岳の麓に着いたのは、午前0時頃。

ここで最大の問題が起きました…

 

 

なんと、車でアプローチできると思っていた場所までの道路が雪崩の危険性から封鎖されてしまっていたのです。

元々の出発点まではなかなかの距離があり、万事休すかと思われました。

 

それでも吉沢(MC2)が地図によって時間を見積もり、強行な日程にはなりそうだが、歩いてのアプローチでも行けると判断し、この夜はテントを張り就寝しました。

 

翌日4時頃起床し、準備を整え、スキーを背負い、4人はキャンプを後にしました。

 

 

 

長いアスファルトの道のりは見た目以上に急勾配で、スキーを背負った体には堪えるものがありましたが、MC3人の強さは目立っており、その中でも前川(MC1)は男子と同じだけの荷物を持ち、サンダルでの登りにも関わらず、誰よりも軽快に進んで行きました。

 

2時間ほど登ったところで、ようやく元々の出発点の御池に到着。ここからが本番です。

 

  

 

スキーに履き替え、雪の道のりをシールで登攀開始。

 

 

  

 

 

序盤は、勾配も緩やかで、普段は見ることのできない景色に心を躍らせる余裕もありましたが、勾配がキツくなってくると、小刻みにしなければいけない方向転換に一回一回体力を奪われていきます。

 

慣れないシール登攀、ブーツが足に合わない、想定外の長いアプローチと負のコンボが重なり、バックカントリースキーが初めての竹内(UG3)が遅れをとり、更にそこに追い打ちをかけるかのようにガスが発生。頂上目前と言うところでしたが、山頂までの登攀を断念、シールを外しスキーへと移行しました。

 

 

余裕の表情の吉沢(MC2)、前川(MC1) と 疲労感満載の須々木(MC2)、竹内(UG3)

 

ガスによる視界不良の様子と最高到達点での記念写真

 

 

下りのスキーはやはり、登りの大変さに対してあっという間で悲しかったですが、ゲレンデスキーとは違い樹々の間を滑る爽快感といろんな雪質の中を滑る難しさ、楽しさとが入り混じり大変充実したものでした。

 

 

 

御池に戻ってからは、行きの道を歩く組と、道路脇を滑る組の二手に分かれて帰ることに。

 

スキー組は谷あり、沢ありだった模様

歩き組は行きと同じ(ほぼ)1本道を迷うというギャグのようなオチ

 

 

自身としては凄く疲れて、足も痛く、ゲレンデのありがたみを再確認しました…さらには、全体を通して、足手まとい感が否めない結果となってしまい残念でした。しかし、MCの3人に引っ張ってもらって、大変な行程もなんとか乗り切ることができました。そして何より、下りでもあたふたしてた自身と比べて、華麗で、楽しそうに滑るMCの3人が羨ましく、自分もあんな風になりたいと強く感じたオプションツアーでした。

 

お疲れ様でした。

 

 

投稿:この時は、しばらくバックカントリーを遠慮したいと思っていた竹内彗(UG3)

 

しかし、この2週間後にはまたバックカントリーに行くことに…。